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水質の維持はバクテリアがカギ
熱帯魚には大きく分けて2種類があります。淡水魚と海水魚がそうですが、当然の事ながら淡水と海水では水の条件そのものが異なります。
まず淡水はPH(ペーハー)が7前後で、海水のPHは8.4くらいとアルカリ性の濃度が高くなります。そしてこの水質の差は水の中に生息するバクテリアにとって生息する条件が変わってくるので、水の浄化に大きく影響します。なぜなら水を浄化するために、水中のバクテリアが大きな役割を果たしているからです。
魚を飼育するということは、魚に餌を与え、その魚は水の中で尿や糞を排出します。この尿や糞には魚にとって毒性のあるアンモニアが含まれ、水槽の中でこのアンモニアの濃度が高くなると、魚はその毒によって死んでしまいます。
このアンモニアを分解して、魚にとって無害なものにするのが水中に生息するバクテリアなのです。ですから、いかにしてこのバクテリアを繁殖させるかが、魚が暮らしやすい水質を確保するカギとなるわけです。
水質を維持するという目的だけを果たすのであれば、頻繁な水替えや大規模なろ過装置なども有効ですが、大きな水槽になると水替えも大変な作業になるでしょうし、ろ過装置もそんなにコストの安いものではありません。そういった意味でも水中にバクテリアを繁殖させるのは、飼育者にとって大きなアドバンテージになります。
熱帯魚飼育の始め方